政府の憲法解釈を担う小松一郎内閣法制局長官(62)が「検査入院」してから2週間になる。公式発表は「検査は1カ月程度かかる」(加藤勝信官房副長官)というのみで、病名や検査内容は明らかにされず、1カ月程度の入院で済むのかどうかも不明だ。安倍晋三首相は、集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈見直しを急ぐ構えだが、小松氏の不在がさらに長引き、交代を迫られれば、行使実現へのスケジュールは停滞しかねない。 政府が小松氏の検査入院を発表したのは、通常国会が開会した1月24日。その後も、小松氏の体調について沈黙を続けている。昨年12月に自ら記者会見して早期の舌がんと明かした甘利明経済再生担当相の事例とは対照的だ。 小松氏は昨年8月、外務省出身者として初めて長官に就任した。歴代長官は集団的自衛権に関する憲法解釈変更に慎重だったため、首相は法制次長を昇格させる従来の人事を破る必要があると判断。内閣法制局の勤務
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