2024年、火災保険料が値上げされる見通し すでに新聞などでも報道されているが、またしても火災保険が改定となる。 損害保険料率算出機構は、2023年6月に金融庁へ参考純率改定を届け出。火災保険料率に影響を与えている「参考準率」が、全国平均で13.0%引き上がることとなった。 さらに、火災保険料の改定と同じタイミングで、「水災に関する保険料率を地域のリスクに応じて細分化」することが決定している。 そこで、2024年に予定されている、火災保険の重要な改定ポイントについて説明しよう。 1. 火災保険料率の改定(全国平均13.0%上昇) 2023年6月28日、損害保険各社でつくる団体「損害保険料算出機構」は、火災保険の保険料の目安となる「参考純率」を全国平均で10.9%引き上げることを発表した(出典:損害保険料算出機構「火災保険参考純率改定のご案内」)。 参考純率の発表から約1年〜2年後、各損保会