米グーグルが5月17日、次世代の検索技術“ナレッジ・グラフ(Knowledge Graph)”を同社の公式ブログで発表した。 ナレッジ・グラフは、ブログ記事のタイトル『Introducing the Knowledge Graph: things, not strings』にもあるとおり、検索ワードを“単なる文字列でなく、物事として”捉える検索を実現するという代物。検索ワードの意味(検索者の意図)を理解してぴったり当てはまる結果を導き出す検索、いわゆる“セマンティック検索”への第一歩となる技術となりそうだ。 グーグル検索が、ナレッジ・グラフによって強化されるポイントは以下の3つ。 【1】 2通り以上の解釈ができる検索ワードを明確化 グーグルは、例として“Taj Mahal(タージ・マハル)”を検索した場合を挙げている。この検索ワードが“インドにある世界遺産の建築物”を意味するのか、それとも