2010年にiPadの登場で実感したのが、これまでオフィス機器の営業の世界でバズワード的に使われていた「ペーパーレス化」が、一気に「日常」へやって来たことだ。 例えば、人気のフレンチレストラン「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」の香港店では最近、125ページで2キロもあった分厚いワインリストをiPadに収めて客に見せるサービスを採用し、話題になった。 日本でも、住宅販売や訪問販売の営業の方々が、何種類、何十枚に渡っていたカタログをスキャンして、iPadで顧客に見せているといった話しもよく聞く。 そのiPadの3G版を国内販売しているソフトバンクでも完全なペーパーレス化を実施中だ。iPadのおかげで、会議前のコピー機の行列も、会議室で「今、話しているところ」の資料を探す手間も減り、1人当たりで月間1万円の経費削減につながった、なんていう話も耳にする。 もちろん、最初からすべての書類をPD