投稿日: 2018年2月5日 | 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その2:喫緊の課題は適切な消費量上限の設定 はコメントを受け付けていません 2018年漁期 シラスウナギ採捕量の減少について その2:喫緊の課題は適切な消費量上限の設定 中央大学 海部健三 要約 ニホンウナギを持続的に利用するためには、利用速度を低減し、再生産速度を増大させることが必要。 利用速度の低減は漁獲量制限によって、再生産速度の増大は生息環境の回復によって実現することが可能。より短期的な効果が期待できるのは、漁獲量の制限による利用速度の低減。 養殖に利用するシラスウナギの上限(池入れ量の上限値)は、実際の採捕量と比較して過剰。早急に削減するとともに、科学的知見に基づいて池入れ量上限を設定するシステムを確立するためのロードマップの策定が必要。 完全養殖技術の商業的応用が実現されても、適切な池入れ量の上