信頼性が低い可能性のある論文ほど引用されやすい 結果を検証できず、信頼性の高いデータではない可能性のある研究論文ほど、他の論文に引用される頻度が高いという報告が、「Science Advances」に5月21日掲載された。 米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のMarta Serra-Garcia氏とUri Gneezy氏が、心理学や経済学、自然科学のトップジャーナルの論文を解析した結果、明らかになった。 Serra-Garcia氏は、「われわれの調査結果が、興味深く魅力的な論文を読んだ人に対して、信頼性の確認を怠らないよう、注意喚起することを期待している」と同大学発のリリースに記している。 両氏の研究は、一定期間に発表された論文を網羅的に調査し、実験的手法で検討されていた研究について、その論文発表後に複製可能性(同じ手法を別の検討対象に対して実験した場合に同様の結果が得られるこ