川崎市は22日、川崎港から輸出業者が海外に輸出しようとしていた中古の乗用車1台から毎時25.36マイクロシーベルトの放射線量が検出されたと発表した。車は業者が持ち帰った。 同市は毎時5マイクロシーベルト以上が検出された場合、輸出しないよう業者に要請。輸出が断られたのは昨年8月以降、今回で33台目。車は栃木県のオークションで競り落とされたものだったという。
国土交通省関東地方整備局は20日午後11時から、藤原ダム(群馬県みなかみ町)からの放水量を2.6倍に増量したと発表した。 同省によると、埼玉県行田市の行田浄水場でホルムアルデヒドの濃度が午前7時で1リットル当たり0.01ミリグラムだったのが午後6時現在では同0.068ミリグラムと再び基準値の同0.08ミリグラムに近づいてきた。向井正大・同局河川環境課長は「放水量の増量により、濃度を薄めて押し流す必要があると判断した」と話した。利根川・江戸川水系から取水している茨城、群馬、埼玉、千葉の各県と東京都からの増量要請を受けた措置。
東京電力福島第一原発1号機には毎時六トン前後の冷却水が注入されているのに、格納容器内の水位はわずか四十センチほどしかない可能性が、原子力安全基盤機構(JNES)の解析で分かった。2号機の水位は約六十センチしかないことが実測で判明しており、格納容器損傷の深刻さをあらためてうかがわせた。 解析は、注水量や格納容器への窒素の注入量と、格納容器内の圧力変化の関係を調べ、どこにどれくらいの損傷があれば、変化をうまく説明できるか探る手法を使った。 その結果、格納容器本体と下部の圧力抑制室をつなぐ配管周辺に直径数センチの穴が開いている▽穴の場所は、格納容器のコンクリート床面から約四十センチの高さで、穴から大量に水が漏れ、水はそれより上にはない-との結論になった。 漏れた水は、原子炉建屋地下に流れた後、配管やケーブルなどを通す穴を通じ、隣接するタービン建屋地下に流れ込んでいるとみられている。東電は1号機
震災直後、関東某所の避難所に、福島第一原発の作業員が妻と娘をつれて訪れた。彼は協力企業の人間からサーベイメーター(携帯用の放射線測定器)を奪うと、愛娘を調べ始める。すぐに針が振り切れ、ピーピーという大きな音。なだめる協力企業の人間から、「俺は毎日つかってっからわかんだ! やべえだろ、これ!」と怒鳴って取り乱す作業員。震災からまだ1週間ほどだったので、モニターを見て思わず息を呑んだ。 この映像はテレビ局幹部から「あまりにショッキングで、視聴者の恐怖心をいたずらに煽る恐れがある」としてボツになった。「報道の作法」に反するというわけだ。 放射線の人体への影響はいまだに議論があるが、あの時、福島第一原発の作業員がこのような形で避難し、恐怖を感じていたというのはまぎもれない「事実」だ。あれはやはり報じるべきではなかったか、と個人的には思う。 プライバシーや世論の反応を気にして言葉を選ぶのはいい。ただ
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