開通している日本の鉄軌道(JR・民鉄・公営交通)全線を完乗(2007年3月現在)[4]。ただ乗ることに興味があるわけではなく、鉄道というシステムやどんな人が乗っているのかに興味がある[5]。また、都市の起源や歴史、盛衰に関しての興味を持ち、受験生時代には受験科目に関係ない「地理」の独学に励み、すでに彼の出身地である山口県、中国地方での高速道路や鉄道整備によるストロー現象を発見していたという。全国の都市への訪問はそうした好奇心が動機となって始まったものであり、当初はほとんどが私費旅行であったという。この経験が彼のまちづくりの考え方の原点になっている。 全国各地に無数の定点観測点を持ち、市町村関係の最新の統計数字や地域特性を踏まえた上で分析するのが最大の特徴である。地域経済、観光、人口動態を詳細に調査し、全国各地で年間400回以上の講演会をこなしている[6][7]。 藻谷は日本全国のほとんどの