安倍元首相が掲げた「ウーマノミクス」は女性の活躍推進が目的だった。だが日本のジェンダーギャップ指数は先進国のなかで最下位。男女の賃金格差は先進国平均の約2倍に達している。なぜ日本ではガラスの天井を破ることがこんなにも難しいのか、カタールの「アルジャジーラ」が取材した。 日本の企業文化は家父長的 15年間のアメリカ勤務を経て2016年に東京に戻ったサカイ・ナミは、日本の企業文化になじむのに苦労した。 コンサルティング業界で働く彼女は、女性として、そして「アウトサイダー」として、年功序列に関係なく組織に変化をもたらしたり、自分の声を伝えたりすることが難しくなっていることに気づいた。 サカイは「日本では昔から、男性が職場で優位に立ってきました」と語り、アメリカとは「根本的に」異なる職場文化があると指摘する。 「権力の序列が深く根付いているため、男性は女性がどの地位にいるのか考えもしないことが多い
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