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ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (7)

  • 精神障害者が『なぜ心はこんなに脆いのか 不安や抑うつの進化心理学』を読む - 関内関外日記

    なぜ自然選択は、私たちをこれほど多くの精神疾患に対して脆弱なままにしたのだろう? これは価値のある問いであり、これに答えようとする試みによって、精神疾患に対する私たちの理解は深まるはずだ。これが、書のシンプルなテーマである。 「エピローグ」p.449 というわけで、『なぜ心はこんなに脆いのか』を読んだ。 なぜ心はこんなに脆いのか:不安や抑うつの進化心理学 作者:ランドルフ・M・ネシー 草思社 Amazon 読んでいる途中で気づいたのだが、この著者は『病気は、なぜあるのか』というの著者でもあった。 goldhead.hatenablog.com というわけで、おれはこのを「進化医学の中でも進化心理学を中心として、病気のなかでもとくに『精神病はなぜ、あるのか』なんだな」と思って読みすすめることにした。なにせおれは精神病の当事者、双極性障害(躁うつ病)の手帳持ちであって、なおかつ進化心理学

    精神障害者が『なぜ心はこんなに脆いのか 不安や抑うつの進化心理学』を読む - 関内関外日記
    dal
    dal 2022/01/30
  • 生きるのに苦しいなにを食べていいかもわからない - 関内関外日記

    生きるのに苦しい。いまに始まったことではないのだけれど、苦しい。苦しさは増す一方で日に日に生きる難度は高くなっていく。人間、普通、経験を積み、生きることは楽になっていくはずだ。一般的にいえば、収入なども上がっていくはずだろうし、暮らしも楽になっていく。ところがおれはといえば、苦しくなっていく。双極性障害が、悪化しているということでもない。ただ、加齢がある、老いがある。同じダメージでも、こちらの基礎体力のようなものが弱まっていれば、相対的に、そういうことになる。 頭がまわらない、軽い倦怠感につきまとわれる、なにもする気がおこらない。部屋は散らかる一方だ。今は、こうやって文章を書くことすらつらい。おれが文章を書けないというのは、そうとうなことだ。おれにしかわからないことだが。 思うに、おれはおれの抱えている重さに、無駄に耐えてしまっているようにも思える。なんとか、生きてしまっているから辛い。も

    生きるのに苦しいなにを食べていいかもわからない - 関内関外日記
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    dal 2021/09/29
  • 栗城史多さんの事故について - 関内関外日記

    www.huffingtonpost.jpおれには山のことはよくわからない。ましてや、世界最高峰だのそういった超格登山のことなど知りはしない。登山業界のこともまったく知らない。 ただ、「栗城史多」という名前は知っていた。もう数年前、まあかなり前のことだが、職場で流れているラジオのゲストに出てきたのだ。話が面白かった。いつも仕事に集中しているわけでもないおれは、ラジオに聞き入った。 そして、ちょっと名前を検索してみた。すると、おどろいたことに「栗城史多」はネット上でけちょんけちょんにされていた。曰く、あいつはインチキだ、フェイクだワック下山家だ、と。 そんなことがあるものだろうかと、いつも仕事に集中しているわけでもないおれは、いろいろ見てまわった。見てまわった結果、どうもネットで指摘されていることにはある程度の確からしさがある、と判断した。なんであろうと一発で「ネットde真実」というのは避

    栗城史多さんの事故について - 関内関外日記
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    dal 2018/05/23
  • ゴミみたいな人間が読んでも胸糞悪いだけ 田中圭一『うつヌケ』 - 関内関外日記

    うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 作者: 田中圭一 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/01/19 メディア: 単行 この商品を含むブログ (15件) を見る おれは田中圭一のファンである。『神罰』だって最初に単行で出たときに買った。ネット上で公開されている漫画(『ペンと箸』)だって面白いし、人がたまにTwitterに投下するネタだって好きだ。 が、この『うつヌケ』は、世間の評判とは裏腹に、どうも読んでいて胸糞悪くなった。だって、紹介されている人間が、人類の上位2%、多く見積もっても5%くらいに入るような人ばかりなのだもの。 ともかく、仕事ができる、特別な才能がある、成功を収められる、それだけのスペックがある人間ばかりだ。「無理をしなくて休んでいいんだ」で休む金銭的な余裕がある、あるいはよりどころになる親だの配偶者だの、家族がいる。そんな上流の人間が大うつ

    ゴミみたいな人間が読んでも胸糞悪いだけ 田中圭一『うつヌケ』 - 関内関外日記
  • マクド感じ悪いよね - 関内関外日記

    「フライドポテトにチョコレートを?」……ということでずいぶん久しぶりにマクドナルドに行った。べつにマクドナルドでなくてもできることだろうが、いざ自分でやってみる手間暇などを考えたら、それはもうマクドナルドに行くのが手っ取り早い。 して、「フライドポテトにチョコレート」、マックチョコポテト単品というのもどういうタイミングでっていいかわからぬ。わからぬので、休日出勤の土曜の昼飯、サイドメニューとして頼むことにした。セットメニューにプラス60円で普通のマックフライポテトから変更可(※ただしクーポン使用は除く)、らしい。おれは貧乏だし、マクドナルドで1000円近い金を払うつもりはないので、なんたらいう200円のハンバーガーのセット(500円)にプラス60円でマックチョコといこうじゃないかと決めた。 560円。「マクドナルドで」という前置きがなくとも、昼飯としては高価である。おれにとっては。560

    マクド感じ悪いよね - 関内関外日記
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    dal 2016/01/31
  • だから、もっと人殺しの顔をしろ - 関内関外日記

    このエントリーのイメージテーマソング 『マリリン・モンロー・ノー・リターン』野坂昭如 啓蒙の話ではありません 町内会長の男性(62)は「説明もないまま突然ケアホームを隣に建てられると、土地を買った若い住民の人生が台無しになる。彼らを守るため、どうしても阻止する」と主張する。 http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20101208/news20101208221.html これは人権意識の低さ、無知、因襲、啓蒙の不十分さの話ではないと思います。 これは今まさに起きはじめ、あらわになりつつある話、これからの話ではないでしょうか。 自殺の国に生きる若い君たちへ - 関内関外日記 もう、気づいたでしょうか。君らが放り込まれたこの状況というのは、沈みかけた船で救命艇を奪い合う、まさにそんなときなのです。あるいは、大飢饉におそわれたり、遭難したりして、料が底をつき

    だから、もっと人殺しの顔をしろ - 関内関外日記
  • 大磯にアオバトを撮りに行くのこと - 関内関外日記

    自転車のリハビリ第二弾。正直、自転車に対するテンションはそれほど高くないのだけれども、少なくともこのクロスバイクで1日300km、いやせめて250kmくらい走らなければ減価償却したという気にもなれず、しかし今はその体力もないのでリハビリなのである。 それで、なんとなく、大磯に行くことにした。 目が怖いな君。君は普通のハトだが、大磯にはアオバトというのがいるらしい。わざわざ丹沢大山から飛んできて、なんとか岬で海水を飲んで帰るという。けったいなハトだ。大磯あたりの地図を見ていて、なんとか岬が気になったから調べたら出てきたのだ。これをとりあえずの目的とした。 というわけで大磯。脱衣喫茶とは妄想もふくらむが、今さら大磯行きになにか話すべきことがあるだろうか。あるか、そうだ、できれば夕陽をみたいなどと思い、出発を正午ごろにしたのだった。その結果、かなり暑さにやられそうになった。たぶん、午前5時発とか

    大磯にアオバトを撮りに行くのこと - 関内関外日記
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