『ゆるゆり』単独で語ろうとしたが,他のこと書いてたらずるずると遅れて時機を逃した感。 原作にしろアニメにしろ,序盤ははっきり言ってつまらない。1巻の最初半分とかアニメ1話とか,後の片鱗がまったく見えない駄作にしか見えない。これはなもり自身のギャグが磨かれてなかったのと,『ゆるゆり』のギャグは後述するように重ね芸なので,序盤ではテンプレを踏襲しているようにしか見えないためである。逆に言って原作2巻後半やアニメ4話くらいからは乗ってきた。これは多くの人が指摘していることだが,ギャグのテンポが良く,百合とのバランスも良い。調子よくギャグが進んでいるところですっと百合が入ってくるので思わぬところで顔がにやける。一つ一つのギャグがどっかんどっかん来るわけでないのだがテンポがいいので読めるし,適当なところで百合ネタと交代するので飽きが来づらく,気がつくと単行本丸々読み終わっている。 ギャグは重ね芸と言