新信号機システムで渋滞悪化 11月5日 7時40分 警察庁が、全国に先駆けて滋賀県に導入した、交通渋滞緩和のための新しい信号機のシステムで、逆に渋滞が悪化していることが分かり、警察庁は今後、詳しい調査を行って検証することにしています。 この信号機のシステムは、「ムーブメント信号制御」と呼ばれるもので、センサーで読み取ったその時々の交通量に応じて自動的に信号を調整し、渋滞の緩和に役立つと期待されています。警察庁では、ことし3月、全国に先駆けたモデル事業として、国道1号線など交通量が多く渋滞しやすい滋賀県内の4つの交差点に、1億4000万円をかけて導入しました。しかし、滋賀県警察本部が、この半年間、新しい信号システムの効果を確かめた結果、交差点を通る10本の道路のうち9本で、これまでより渋滞が悪化していたことが分かりました。最も悪化した道路では、渋滞の時間がおよそ4倍に延びたということです。こ