白癬菌は1種類で、体につく部位によって水虫、インキンタムシ…と呼び方が変わると思っている人がいるかもしれないがそれは間違い。確かに呼び方は違うが、30種類ほどありそれぞれ好む場所が異なるんだって ※画像はトンズランス菌 画像提供:順天堂大学練馬病院 比留間政太郎 水虫の原因が白癬菌(はくせんきん)というカビの一種であることは知られていると思いますが、日本では現在「新型水虫」なるものが感染者を増やしていることもご存知でしょうか。名前だけ聞くと、水虫が突然変異で進化したようにも思えるけれど…。 「新型水虫、と言われているのは『トンズランス菌』という白癬菌です。新型、といっても日本には今まで同じ型の菌がいなかったという意味であって、南北アメリカやヨーロッパでは以前から感染被害を出していた菌なんです。2000年頃から日本国内でも感染者が目立ってきました。主に皮膚の接触により感染するため、擦り傷が
「水虫は真菌感染症の一種で、れっきとした病気」と語る須田先生。手軽な民間療法に頼りたくなる気持ちもわからなくないが、まずは皮膚科に相談するのが治療の早道だ 写真提供/PIXTA ようやく不快指数も下がり、過ごしやすい秋の風を感じる今日このごろ。でも、ちょっと長時間歩いたりすると、革靴やブーツの中は汗ばみがちで、秋雨の日には水虫になりはしないかと心配になる。 水虫は男性だけでなく、女性にも意外と多いと聞く。そういえば昔からよく、「水虫はお酢を塗れば治る」とか「熱い砂の上を歩けば殺菌される」なんて噂を耳にするが、これって本当だろうか? 池袋スカイクリニックの須田隆興先生に聞いてみた。 「いえ、これはどちらも迷信でしょう。水虫菌は白癬(はくせん)菌というカビ類の一種なので、酸にも熱砂にも弱い側面はあるかもしれませんが、他の治療法を差し置いて効果的かというと、それはあり得ません」 基本的に細
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