(資料)「輸入の平均価格」財務省、「消費地の平均卸売価格」道水産物荷主協会、「秋サケの産地価格」道漁連より 1989年(平成元年)当時のサケマス類の輸入平均単価は㎏1,000円ほどしていましたが、1993年(平成5年)以降は㎏500円台で推移しています。これはアラスカ産ベニザケがわが国のマーケットにおいてプライスリーダーで高価だった時代から、次第に主役は大量供給であるチリの養殖ギンザケやトラウト、ノルウェーの大西洋サケ(アトランティックサーモン)やトラウトに移っていたことを示しています。供給が増えると輸入総体の平均価格も安くなります。そして輸入の価格変動は消費地の卸売価格にも連動しています。 日本経済のバブル崩壊後、国民消費のデフレが長く続きましたが、サケマス市況は平成10年代半ばを底に回復傾向にあり2011年(平成23年)の輸入の平均単価は㎏628円となり、高値となりました。また、国内の