「音を出す」って難しい 私たちは「音」に囲まれて生きている。家ではオーディオで音楽を聴き、目覚まし時計で飛び起きる。外では駅やデパートの放送に耳を傾け、非常時には避難の誘導をしてもらうこともあるだろう。 いま「家では」「外では」と書いたが、この2つには大きな違いがあるということを知っていたろうか。結論からいうと、「外で音を鳴らす」というのは、「家で音を鳴らす」のに比べてはるかに難しいことなのである。 たとえば音量。場内放送やBGMは、いったいどんな音量で鳴らせばいいのか。小さな音量では混雑時には騒音にかき消されてしまうが、かといって常に大音量では、閑散としているときにうるさくなりすぎる。つまり、適当な音量で放送するには、常に現場の状況に応じて音量を調整しなければならないのだ。 または、スタジアムのような非常に広い場所で、全体に向けた場内放送をすることを考えてみよう。放送が全員に聞こえるよう
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