大雨や暴風、地震などの災害が絶えない日本。日頃から災害への備えは万全にしておきたいところだが、そうもいかないものもある。たとえば、ガソリンだ。 危険物であるガソリンは、危険物取扱者の資格がない者が安易に取り扱うことはできず、気軽に大量保管するわけにもいかない。いざというときに、クルマを動かせないもしくは足りない、発電機を動かすガソリンがない、という事態に陥ってしまう。 ガソリンスタンドが近くにある、もしくは買いに行くことができればいいのだが、災害の場合そうもいかないこともあるだろう。実際、東日本大震災の際にはクルマからガソリンを抜き、発電機へと移した、ということもあったようだ。 イザという時に知っておきたい、給油口からガソリンを抜く方法をご紹介しよう。 文:立花義人、エムスリープロダクション アイキャッチ写真:AdobeStock_ poko42 写真:photoAC、HONDA、ベストカ