北京冬季オリンピックの熱戦が続く中、フリースタイルスキー・モーグルのスキーの板に関心が高まっている。モーグル男女予選が行われた3日夜、インターネット検索のグーグルトレンドに「モーグル メーカー」がランクイン。おそらくユーザーが知りたがったのは、テレビ中継で何度も映った「ID one」というブランドだろう。(デジタル編集部 古和康行) 実は、大阪府守口市のスポーツ用品メーカー「マテリアルスポーツ」が手掛ける純国産ブランドで、その板をオリンピック選手の8割が使用しているという。 調べてみると、マテリアルスポーツの創業は1991年。スキーゴーグルの卸売り事業を展開していたが、2000年に「ID one」を立ち上げた。「日本で生まれ、日本の工場で、日本の職人」が作ることにこだわっているという。 実績も十分。2002年のソルトレーク五輪から2018年の平昌大会にいたるまで、「ID one」を使用した