千葉県市川市は、本を通じた学びや交流を提供しようと開設したユニークな文化施設を、高額な経費に見合う効果が得られなかったとしてオープンからわずか1年余りで廃止することになりました。 この施設は、本を通じた学びや交流の場を提供し、地域の拠点づくりを進めようと市川市がおととし11月に開設した「市本」という施設です。 本をテーマにした講演会が開かれるなどユニークな取り組みで注目を集めていましたが、市は、十分な効果が得られていないとして来月で廃止することを決めました。 施設の運営は年間およそ3000万円で民間に委託していますが、利用者が1日あたり20人ほどインスタグラムのフォロワー数が1300人ほどで高額な費用に見合っていないと判断したということです。 市川市は子育て支援として小中学校の給食費を新年度にかけて全額、無償にする取り組みなどを進めていて、財源を確保するため事業の見直しを進めていました。
