【エリア特集】2008-02-28 首都高の景観デザイン(2) 〜周辺環境との調和〜 ビル群が林立する東京において、その間を縫うようにして走る首都高は、空中を横切る異物、ともとれる。しかしその違和感を少しでも軽減させるため、ある手法が採られていた。カラーリングである。 首都高を色で周辺環境と調和させる 色というものは意識せずとも私たちになんらかの影響を与えている。その一つとしてよく耳にするのが心理効果。赤は気持ちが前向きになり、緑は癒しを感じ、青は集中力を高めるなどだ。 色には、近くにある色同士が相殺して、一つ一つの色のどぎつさがよく分からなくなるケースと、ある色が突出して目立つケースがある。 前出のケースの分かりやすい例を挙げるとすれば、新宿歌舞伎町などの歓楽街。鮮やかな原色系のネオンが立ち並ぶ街の中では、派手なピンクのネオンであっても馴染んでしまう。 反対に、統一された