3月8日、ジュニパーネットワークス(以下、ジュニパー)は、同社のルーターが採用された東京証券取引所の新ネットワーク「arrownet(アローネット)」に関する説明会を行なった。説明会ではarrownetのみならず、新株式売買システム「arrowhead(アローヘッド)」の構築の背景や2カ月経ったあとの導入効果なども披露された。 arrowheadは東京証券取引所が2010年1月4日に稼働開始した「次世代システム」で、注文応答時間や情報配信速度を高速化した世界最高レベルを実現した。このシステムと証券会社などのユーザーをアクセスポイント経由でつなぐ役割を果たすのがarrownetで、ジュニパーの「M320」によるリング型のMPLS網を中心に構成されている。「高速・信頼性・拡張性といった厳しい要件を満たす、ものすごいミッションクリティカルなネットワークを構成するメンバーに参加させていただき、とて
![ミリ秒、99.999%に挑んだ東証「arrownet」の軌跡](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/64e159a33142df0851cd61baa9e3c3bf2e0788c0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2010%2F03%2F09%2F1573704%2Fl%2F8af32e880d090fc1.jpg%3F20200122)