新型コロナウイルスを強力に撃退する細胞の力に注目が集まっている。ウイルスに感染した細胞を探して壊す「キラーT細胞」だ。変異ウイルスにも対応しやすい力を持つほか、高い効果を発揮するワクチンを支えている可能性がある。抗体と並ぶ「免疫の主役」として、今後の治療や感染防止対策のカギを握りそうだ。人間がウイルスなどの病原体から身を守るために持つのが免疫システムだ。強い免疫には2種類ある。抗体が活躍する液
![コロナ感染細胞 狙い撃ち 免疫の主役「キラーT細胞」 変異ウイルス撃退か - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/826336f1c198e1d8e16ff71e31d40b6d61458bc1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSKKZO7131020023042021TJM000-3.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3D0f6bc18edfded2d5e93b0c79f3bfdd46)
これが「がん治療」の切り札だ!〜免疫のスゴすぎる働き、研究最前線 『はたらく細胞』ともコラボしています ノーベル賞級の新研究満載! 外からの侵入者だけではなく、「内なる敵」がんや難病にも、免疫はここまで戦える。樹状細胞による「抗原提示」、制御性T細胞や免疫チェックポイント分子による「免疫寛容」――。ノーベル賞級のこれらの発見がパラダイムシフトとなり、いまや免疫療法は、がんや難病の治療においても「切り札」として期待されはじめている。 本庶佑、坂口志文、稲葉カヨらの活躍を追ううちに、免疫世界の最前線が一望できる傑作ドキュメント。大人気コミック『はたらく細胞』のキャラクターも多数登場! 免疫は「外の敵」とも「内の敵」とも戦っている 一度かかった病気には、次はかからない。二度目の「疫」病からは「免」れる。「免疫」という言葉には、そんな意味が込められている。 そうした免疫の働きを担う主役の一つを人類
感染症にかかったとき、いろいろの免疫細胞が出動して病原体と戦ってくれます。その免疫反応の司令塔の役割をしているのが、T細胞です。ひとつひとつのT細胞は、実はごく限られた相手しか攻撃できないのですが、体内には膨大な数のT細胞があり、全体としてはどんな病原体でも対応できるのです。 T細胞は、病原体が侵入してからつくられるのではありません。会ったこともないような病原体に対してでも、それを見分けて攻撃できるT細胞はすでにつくられていて、待ち受けているのです。見たこともない病原体を攻撃できるT細胞。そんなT細胞は、一体どこで、どのようにしてつくられるのでしょうか。 T細胞は、T細胞受容体というタンパク分子を表面に出しています(図1)。T細胞受容体は侵入してきた異物を見るためのT細胞の「目」にあたります。この受容体は、ひとつの細胞には1種類しか出ていません。でも、細胞ごとに形が違う受容体を出していて、
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