PCやスマホ三昧の僕らに潤いの1冊・・・。旅する書評家・北村有さんが"これぞ”と思った本を紹介してくれます。週末くらいは液晶画面から離れて、ゆっくり読書はいかがでしょうか。 またお目にかかれて嬉しいです。 鎌倉に滞在しはじめて、執筆当時(3月12日時点)で早1週間が過ぎました。自称・旅する書評家の北村と申します。 あらためて、鎌倉とは不思議な土地だなあ、としみじみ実感しています。お寺が多いからなのか、まるで鎌倉という土地全体がパワースポットになっているかのようです。力をむくむくと内に漲らせて、その上を歩く我々に分け与えてくれている錯覚をいつしか覚えてしまうほど。 そんな土壌にいると、いつもとは少しだけ雰囲気の違う本を手にとってみたくなります。 私が今回みなさまにご紹介したいのは、幻冬舎という出版社の社長さんでいらっしゃる、見城徹さん本人が書かれた「読書という荒野」という1冊です。 「圧倒的