不祥事や問題が発覚すると最近良く出てくるこの隠蔽という言葉。小学生の頃に「正直に言えば許してあげる」と言われ、司法取引に屈し白状した経験は誰にでもあると思います。子供の頃の司法取引は一方的に破られて怒られる事がほとんどですが、大人になるとそれはないでしょう。にも関わらず、子供の頃に染み付いているはずなのに、大人になると隠してしまうのはなぜなのでしょうか。 考えられるのは、問題が発生しても隠し通せるのではないかという意識です。これは確かに誰もが最初は考えてしまう事ですが、ばれてしまう確率とその時のダメージを考えると、大方の場合、すぐ全部吐き出して改善に努める方が一番リスクが少ないはずです。仮に倫理を除外しても、日本のメディアとチェック機能のレベルを考えれば当然の選択です。 問題が発覚してしまえばペナルティは大きいが、もし自ら白状すればペナルティは小さくなる。問題が発覚しなければ無罪だが、発覚