情報通信研究機構は16日、太陽の表面で起きる大規模な爆発現象の「太陽フレア」が13~15日に4回連続して発生し、太陽活動の極大期がピークを迎えたと発表した。今後も激しい活動によって、通信・放送衛星の障害や大規模停電が起きる恐れもあり、関係機関に警戒を呼びかけている。 太陽の活動はほぼ11年周期で変動し、同機構は地上の観測装置や米国の衛星で、フレアでも特に大型の爆発が13~15日に連続して起きたことを確認した。 通常よりエックス線の強度が100倍以上で、稚内や東京、沖縄上空の電離圏が乱され、無線通信に障害が出た。同機構によると、フレアを起こした黒点は2週間かけて太陽の正面を横切るとみられる。この間に同規模のフレアが起きると、太陽から放出される高温ガスが地球に向かい、より大きな影響が出る可能性があるとしている。
ホンダは16日、自動車レースの最高峰、F1シリーズへ2015年シーズンから復帰すると正式に発表した。同日、伊東孝紳社長が会見し、「F1に参戦することを決定しました」と宣言した。復帰は08年シーズンを最後に撤退して以来、7年ぶり4度目。 ホンダの雄姿が再びみられることとなれば、自動車離れが進む国内市場の活性化につながる可能性もある。また、トヨタ自動車は現時点で、F1再参入についてコメントしていないが、ライバルの再参入は影響を与えそうだ。 F1には、2015年から新型エンジンを英国の名門「マクラーレン」に提供する形で参加する。「マクラーレン・ホンダ」は、赤と白のボディーで黄金期を築いたコンビ。
新種のカメの甲羅の化石=高橋亮雄専任講師提供 【久恒勇造】鹿児島県・種子島で、約1600万年前の地層から見つかったカメの化石が陸ガメの新種と判明し、「タネガシマハナガメ」と命名された。ニュージーランドの動物分類専門誌Zootaxa(電子版)に13日に記載された。 化石は2003年、同県南種子町の県道改修工事中に発見された。化石の甲羅で46片。保存状態は良く、背甲と腹甲の1個体分近くがそろい、組み合わせた長さは33センチほど。 古生物学が専門の平山廉(れん)・早大教授と高橋亮雄(あきお)・岡山理科大専任講師が調べた結果、淡水性カメのイシガメ科のハナガメ属と分かったが、従来の種とは甲羅の形が大きく違っており、08年に新種と判明した。 ハナガメ属は現在、ベトナム北部から中国南東部、台湾に分布しているという。高橋専任講師は「ハナガメ属の祖先種が当時、大陸のへりだった西日本地域に分布していた
人クローン胚を用いたES細胞のつくり方 【下司佳代子】米オレゴン健康科学大の立花真仁研究員らのチームが、人の皮膚の細胞からクローン胚(はい)を作り、そこからさまざまな組織になれるES細胞(胚性幹細胞)を作ることに成功した。再生医療への応用も期待される成果として、15日付米科学誌セル(電子版)に論文を発表した。 チームは、人の皮膚の細胞から遺伝情報を担う核を取り出し、別の女性から提供され、あらかじめ核を除いた卵子に移植してクローン胚を作製。化合物を加えて活性化するなどして「胚盤胞(はいばんほう)」と呼ばれる段階にまで成長させ、ES細胞を取り出した。 できたクローンES細胞は、遺伝子の働きなどに異常はなく、マウスに移植するとさまざまな種類の細胞になることも確認した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこち
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