財務省のパソコン約120台がサイバー攻撃を受け、内部情報が流出したおそれがあることがわかった。 財務省によると、職員のパソコン123台が10年から11年にかけて、「トロイの木馬」と呼ばれる情報を盗み取るウイルスに感染し、パソコン内の情報が流出したおそれがあるという。財務省が、システムの更新に伴い、現在のセキュリティー対策の点検をしたところ、発覚した。 流出した可能性があるのは業務上作成した資料などで、国税の個人情報や防衛機密など機密性の高い情報が漏れた可能性は低いとしている。 財務省は「警視庁など関係機関と協議し、情報セキュリティー対策の一層の強化に取り組む」と話している。