これから数回にわたり,筆者の顧問先企業で行なっている「プチ勉強会」の一部をご紹介します。 ──さて,今日は,コスト管理における重要な概念を説明することにします。変動費と固定費です。 「CVP分析で,よく登場しますね」 よく知っているじゃないですか。では,CVPとは何の略か,ご存じですか? 「Cは"Cost",Vは"Volume",Pは"Profit"でしたね」 CostとProfitは費用と利益,Volumeは販売数量のことであり,これら三者の関係から損益分岐点(BEP:Break Even Point)を求めることを,CVP分析といいます。最近の会計ソフトはとても優秀で,月次決算をしっかりと行なっていれば,きれいなCVP図表を画面に映し出してくれます。例えば,ポピュラーなCVP図表として図1があります。 この勉強会では,図1を基に「損益分岐点とは…,変動費とは…」などといった抽象論を開陳
前回に続いて,「GMS(総合スーパー)業界二強」といわれるセブン&アイとイオンの問題を取り上げます。セブン&アイとイオンについてはダイヤモンド・フリードマン社の『チェーン・ストア・エイジ』だけでなく,日経BP社の『日経ビジネス』からの依頼もあって,いろいろな経営分析を試みました。こうした機会を通して得たノウハウを,「経営分析の舞台裏」としてこのコラムで紹介することにします。 まずは無難な“お子様ランチメニュー”として,売上高と経常利益を調理したものを食していただくとしましょう(図1)。 図1を作るにあたっては「移動集計」という手法を採用しています。これは,例えば2008年5月期(第1四半期)については前の期の第2四半期(2007年8月期)から当第1四半期までを集計し,次の2008年8月期(第2四半期)については前の期の第3四半期(2007年11月期)から当第2四半期までを移動しながら集計す
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎/古賀 史健:著/定価:1650円(本体1500円+税10%)/発行年月: 2013/12/ 判型造本:46並製/頁数:296 フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。 紙版 電子版 数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法 安藤広大 著/定価:1650円(本体1500円+税10%)/発行年月: 2022/03/ 判型造本:46並/頁数:288 数字がすべてではない。ただ、数字を無視して成長した人は誰1人としていない。 6年で2000社以上が導入した「いま、もっとも
December 15, 2010 10:24 am December 15, 2010 10:24 am There’s a lot to be said about the right-wing attack on the Fed, none of it good. But I’d like to highlight one aspect of this discussion that has been striking me: the conservative focus on the evils of increasing the money supply. You hear it all the time: the Fed is printing money! Danger, Will Robinson! In some comments on this blog I see a
とRoweが書いている(原文は「Fish don't feel the water they swim in.」*1)。これはクルーグマンのマネタリスト批判を受けて書かれたもので、クルーグマンはマネタリズムをk%ルールとしてのみ捉えているが、それはあまりにも狭い捉え方である、と反論している。フリードマンは確かにk%ルールの戦闘では敗れたが、他の戦闘はすべて勝ち、戦争に勝利したのだ、とRoweは高く評価している。そして、クルーグマンは、フリードマンが勝った結果として確立されたマクロ経済学が事実上マネタリズムと化していることを感じていない(=自分の泳いでいる水を感じていない)ため、そのような批判をしているのだ、1970年頃に冬眠に入ったケインジアン版浦島太郎が今の経済学を見たら、ケインジアン的というよりはマネタリスト的という印象を持つだろう、と述べている。 その具体的な例としてRoweは、標準
Economists — they certainly are a contentious bunch. The latest evidence came last week, in the form of the minutes of the latest meeting of the Federal Open Market Committee, the brain trust that establishes monetary policy. The committee, we learned, is divided on a seemingly straightforward question: Should the Fed take action to goose the economy now, or wait, watch and perhaps goose later? Si
貯蓄率急落の先にある悲劇/伊藤元重(NIRA理事長、東京大学教授) Voice7月24日(金) 12時35分配信 / 国内 - 政治 日本の家計部門の貯蓄率が急速に低くなっていることを知っているだろうか。OECDのエコノミック・アウトルックの付属統計表の数字で見ると、1990年代の初めには15%もあった日本の家計部門の貯蓄率は、2007年には3%前後まで下がっている。大変な下がりようである。米国の家計部門の貯蓄率が低いということがよく話題になるが、場合によっては日本の貯蓄率のほうが米国よりも低くなる可能性もありうる、と指摘するエコノミストもいる。 日本の貯蓄率は国際的に見ても高いほうであると考えている人が意外と多いようだが、家計部門で見るかぎり、日本の水準は世界的に見ても非常に低い水準となっている。こうした動きは将来の日本経済の姿を考えるうえでも非常に重要なポイントとなるのだ。 そもそ
経常収支黒字だから「貯蓄過剰」というわけではありません。 http://www.asyura2.com/0406/dispute19/msg/174.html 投稿者 あっしら 日時 2004 年 8 月 13 日 21:42:42:Mo7ApAlflbQ6s (回答先: 貯蓄不足ってデムパ? 投稿者 最悪! 日時 2004 年 8 月 13 日 18:41:58) 経済学知識を鵜呑みにするのではなく、現実を見て判断してください。 >経常収支黒字なのになぜ貯蓄不足なのでしょう? >バカなことは言わないように。 そのような“静態”的説明がされていることは存じています。 まず、フロー概念である経常収支黒字とストック概念である貯蓄との関係性が経常収支の在り様を決めるという説明のおかしさを疑ってください。 (式) EX-IM=(S-I)+(T-G) EX:輸出 IM:輸入 S:貯蓄 I:投資 T:
スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く 作者: ジョセフ・E・スティグリッツ,藪下史郎,藤井清美出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/10/19メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 97回この商品を含むブログ (36件) を見るスティグリッツ教授がグローバリゼーションとブッシュ大統領の政策を批判している。 彼が批判している政策に (1)高所得者優遇の減税政策 (2)イラク戦争 を挙げている。 何が悪いかと言うとそれが結果としてアメリカの財政をさらに悪化させることになったからだ。 (1)については、クリントン時代の遺産で2300億ドルの黒字があることを 理由に減税によって景気を刺激しようとしたが、 金持ちにお金をバラまいただけで 結果として景気を刺激しなかった。 (2)についてはイラク戦争の戦費負担で財政が破綻しつつあるというもの。 財政赤字
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く