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SciTechに関するdankogaiのブックマーク (16)

  • 書評 - 非線形科学 : 404 Blog Not Found

    2007年10月07日00:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 非線形科学 すっかり書評が遅くなってしまったのも、待ち時間が長いAmazonのせいにしとくか。 非線形科学 蔵由紀 私は2週間待たされた。そして、それだけの価値がある一冊だった。 書「非線形科学」は、文字通り、「線形」に「非ず」に振る舞う諸現象を科学で扱うことにかけて説いた一般書。フラクタル、カオス、そしてネットワーク....この広大な分野は、その小さな枝一を取り上げても新書一冊分の分量があるほど豊穣な領域であるが、それだけに、一冊で紹介するには相当な力量がいる。著者は、まさにそれをやってのけた。しかも、新書で。 目次 まえがき プロローグ 第一章 崩壊と想像 第二章 力学的自然像 第三章 パターン形成 第四章 リズムと動機 第五章 カオスの世界 第六章 ゆらぐ自然 エピローグ 参考文献 さくいん こ

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  • 404 Blog Not Found:書評 - 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?

    2007年08月06日01:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? 献御礼。 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? 前野隆司 この夏、一番怖いノンフィクション。肝試しが好きな方は、是非。 ただし、どう怖いのかは解説が必要かも知れない。なにしろ著者自身もその怖さに気がついていないふしがあるからだ。 書〈脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?〉は、ロボット研究者という工学者である著者が、著者の研究の過程でたどりついた結論、受動意識仮説に関して広い観点から考察、検証した一冊。 それでは、受動意識仮説とは、何か。 我々のほとんどは、何かをする時に、まず「何かをしよう」と意識し、それを行動に移すのだと考えている。これが、能動意識仮説。ところが、最近その逆と考えた方がつじつまがあうという研究成果が多く出されてきた。まず行動があり、意識はその

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  • 当然?空前! - 書評 - 携帯電話はなぜつながるのか/第二版 : 404 Blog Not Found

    2012年03月01日17:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 当然?空前! - 書評 - 携帯電話はなぜつながるのか/第二版 献御礼2。 携帯電話はなぜつながるのか 第二版 中嶋信生・ 有田武美・ 樋口健一 初出2007.07.13; 2012.03.01 第二版に応じて加筆 ちょっと難しいけど、めっちゃ面白い。やはり技術啓蒙はこうでなくっちゃ。 書「携帯電話はなぜつながるのか」は、文字通り、携帯電話がつながる仕組みを初心者向けに、しかしプロでも納得する(であろう)ディテールで解説した。「プログラムはなぜ動くのか」をはじめとする、「日経BPの『なぜ』」シリーズ最新刊。 目次 第1章 「携帯電話」とは何だろう 第2章 携帯電話端末と無線基地局を無線でつなぐ 第3章 無線基地局を抜けてコア・ネットへ 第4章 電波で高速にデータを送る 第5章 IPネットを抜けてインターネット

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    dankogai
    dankogai 2007/07/13
    2011.03.01 第二版に更新
  • 書評 - 放射線利用の基礎知識 : 404 Blog Not Found

    2007年01月07日21:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 書評 - 放射線利用の基礎知識 このタイトルを見て、「わたしには関係ない」と思った方、ちょっとお待ちください。 放射線利用の基礎知識 東嶋和子 もしあなたが日人なら、年間7万円は確実に放射線を利用しているはずなのですから。 書「放射線利用の基礎知識」は、タイトルどおり、放射線とは何かを知り、どこでどう利用されているかを知るための。ここまで直球ストレートなタイトルは、「放射能アレルギー」の強い日では諸刃の剣にも思えるのだが、私はそこに著者の誠実さを感じる。 目次 第1章 身のまわりの放射線 第2章 放射線の基礎をおさえる 第3章 放射線でつくる、加工する 第4章 放射線で「みる」「測る」 第5章 べものと放射線 第6章 医療と放射線 著者の東嶋和子は、立花隆や竹内薫ほど有名ではないが、ブルーバックスの常連サイ

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  • ニセ科学はリンクエラーを起こさない : 404 Blog Not Found

    2006年12月26日16:00 カテゴリSciTech ニセ科学はリンクエラーを起こさない 問題の核心が、ここにある。 檜山正幸のキマイラ飼育記 - ニセ科学は「バグのあるモジュール」なんかじゃない このプログラミングの比喩をそのまま使い続けて話すなら、しょうもないニセ科学(「しょうもない」の定義は「通常科学と真性ニセ科学の両立不可能性 その2 」を参照)は、「バグがあるモジュール」なんてもんじゃないのです! そうであればと私も願うのだけど、現実は違う。 ニセ科学の一番の問題は、それをリンカーがパスしてしまうことだからだ。 リンカーとは、他でもない我々のことだ。 確かに檜山さんや私であれば、リンクの段階で「シンボルエラー」ではねるだろう。しかし、「サイレントマジョリティー」はそうではない。 そもそもコンパイラ(あるいはパーザー)も通らないデタラメ。それを「バグがあるモジュール」なんて言う

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  • 書評 - 「負けるが勝ち」の生き残り戦略 : 404 Blog Not Found

    2006年12月20日21:00 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 「負けるが勝ち」の生き残り戦略 危うく見落とす所だったが、これは面白い。 「負けるが勝ち」の生き残り戦略 泰中啓一 「年末年始に一冊新書でも読んでみるか」という人は、是非書を忘れないようにしていただきたい。 書「『負けるが勝ち』の生き残り戦略」は、副題の「なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるのか」ということを、実験科学的、すなわちシミュレーションにより考察したである。 目次 プロローグ 情けは人のためならず 第1章 スキャンダル候補が選挙で生き残る 第2章 じゃんけんゲーム 第3章 進化とは最適化のプロセス―自然選択ということ 第4章 「負けるが勝ち」の進化論 第5章 近親婚を避ける生物界のシステム 第6章 なぜ男の子の出生率が高いのか エピローグ 汝の欲せざるところを他人に施すなかれ 書の最大の美点は、ページ

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  • 404 Blog Not Found:書評 - 渋滞学

    2006年12月14日21:00 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 渋滞学 遅れながら読了。 渋滞学 西成活裕 前評判が非常に高かった書だが、それにふさわしい面白さだった。 書「渋滞学」は、文字通り渋滞学者による、渋滞の、渋滞を考察するためのである。日垣隆はメルマガで「今年最高の一冊です」と絶賛している。私よりを読んでいる人にしてここまで言わしめる「渋滞学」とはいったいなんだろうか。 目次(http://www.shinchosha.co.jp/book/603570/より編集) まえがき 第1章 渋滞とは何か 水と人のちがい / 非ニュートン粒子なるもの / おもちゃモデルの重要性 / ASEPは優れたモデル / ASEPで遊んでみよう / 水が氷になる時 / 待ち時間の計算方法 / 待ち行列の理論と渋滞学のちがい / セルオートマトン法 第2章 車の渋滞はなぜ起きるのか ET

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  • はやぶさ-不死身の探査機と宇宙研の物語 : 404 Blog Not Found

    2006年12月09日14:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech はやぶさ-不死身の探査機と宇宙研の物語 帰還フェーズの途中ですがお知らせです。 はやぶさ-不死身の探査機と宇宙研の物語 吉田武 糸川英夫の隼から今回のはやぶさに至るまでの奇跡を描いた「はやぶさ-不死身の探査機と宇宙研の物語」がこのたび上梓されました。 書「はやぶさ-不死身の探査機と宇宙研の物語」は、日が宇宙に誇る宇宙研の奇跡を、糸川英夫とはやぶさ(MUSES-C)を軸に、一冊の新書にまとめたもの。 なにしろ素材が素材だ。それだけで面白いことが確実だ。しかも、今回それを料理したのは、「オイラーの贈物」の吉田武。理学の人が工学の世界を描いたらどうなるのかなと思いつつ読了したが、なんと波瀾万丈の物語であるのか。糸川英夫の人生のように。あるいははやぶさの旅程のように。 目次 プロローグ 挑戦 第I部 大地の詩 第1章 逆

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  • 404 Blog Not Found:環境問題のウソ

    2006年12月04日21:15 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 環境問題のウソ 佐藤さんの意見は、太陽定数が当に定数ならば事実だが、実は太陽も変動している。 環境問題のウソ 池田清彦 佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン:「不都合な真実」と地球おバカ化対策 いわゆるホッケースティック・グラフの平均気温の上昇と、二酸化炭素濃度の上昇グラフとを重ね、因果関係が論じられるが、実はこんな比較と無関係に「地球温暖化の科学的証明」などできるのだ。 二酸化炭素が温暖化ガスであることが証明されている。 地中に眠っていた化石燃料が大気中に排出され続けている。 この二つだけで必要充分なのだ。 書「環境問題のウソ」では、以下の問題を議論している。 地球温暖化/参考資料 目次 第1章 地球温暖化問題のウソとホント 地球温暖化は当なのか 温暖化は昔もあった 人為現象それとも自然現象 温暖化で何が

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  • これはすごい記憶媒体は本当にすごい? : 404 Blog Not Found

    2006年11月27日16:00 カテゴリSciTech これはすごい記憶媒体は当にすごい? この手のニュースは私も好きでよく見るのだけど、[これはすごい]タグを付けるのはまだ早いのではないだろうか。 sta la sta - A4用紙1枚に256GBのデータを保存する技術 こちらの記事によると、インドの学生Sainul Abideenさんが、A4用紙1枚に256GBのデータを保存する技術を発明したそうです。sta la sta - A4用紙1枚に256GBのデータを保存する技術Rainbow Technologyでは、テキストや写真、ビデオといったあらゆるデータを『Rainbow Format』と呼ばれるカラフルな丸、三角、四角などに変換してデータ保存するそうで、1平方インチあたり2.7GBのデータを保存可能とのこと。A4用紙で計算すると256GB程度になるみたいです。 これは一見すご

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  • クラークの第三法則 : 404 Blog Not Found

    2006年11月27日12:00 カテゴリBlogosphereSciTech クラークの第三法則 ご存じArthur C. Clarkeのあまりに有名な言葉、 SFはどこまで実現するか ロバート・L. フォワード 著 / 久志 克己 訳 (Robert L. Forward による原著) Arthur C. Clarke - WikiquoteAny sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic. が、以下で面白い展開を見せている。 えぴたふ - 高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない 充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。 ちなみに「SFはどこまで実現するか」の主題がまさに"Sufficiently Advanced Technology"です。これ、日英語ともすでに入手しにくくな

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  • 書評 - 非対称の起源 : 404 Blog Not Found

    2006年11月17日17:15 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 非対称の起源 宇宙から利き手まで、世の中は「ちょっとだけ非対称」だ。 非対称の起源 C. McManus / 大貫昌子 [原著: Right Hand, Left Hand] 書「非対称の起源」は、そんな対称性の中の非対称を、左右だけではなく、なるべく多くの方向から考察した一冊である。 対称性の破れに関して考察したは、実は少なくない。ブルーバックスだけでも右利き・左利きの科学やはたして神は左利きか?があるし、非対称研究の第一人者である黒田玲子の生命世界の非対称性も大変な傑作だ。 しかしこれらは専門を絞った上でのそれぞれの領域における非対称性を考察したものであり、書ほど包括的かつ徹底的に非対称性そのものを考察したは今までなかったかもしれない。総花的になりがちなこのアプローチが破綻していない理由は、著者の恐るべき教養

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  • 仁丹の銀箔は本物 : 404 Blog Not Found

    2006年11月11日23:45 カテゴリSciTech 仁丹の銀箔は物 さすが左巻先生。 仁丹 Doblog - さまき隊的科学と環境と仕事と遊び - カルシウムって何色?−白色じゃないよ! ここに銀色をした『仁丹』(商品名)があります。 『仁丹』の表面は銀色をしているので金属だと考えられます。当でしょうか?もし、金属なら何という金属でしょうか? 我々は、アルミ箔なども含めて、銀色の箔のこと銀箔といいますが、あの箔は当に銀です。 それをどう左巻先生が実証したのかは先生の元entryを参照してもらうとして、他に確認する方法としては銀が硫黄と反応しやすいことも使えそうです。ニンニクと炒めたら黒くなるのかしらん。 Doblog - さまき隊的科学と環境と仕事と遊び - ぼくの疑問は「なぜ安いアルミを使わないのか?」でした。製造元に電話でお聞きしたら、「アルミでは光沢が鈍ってしまいやすい」

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  • 宇宙の果てまで、役所の果てから : 404 Blog Not Found

    2006年07月22日17:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 宇宙の果てまで、役所の果てから 面白くないわけがないのだけど、期待以上の面白さ。 宇宙の果てまで 小平 桂一 書は、20年かけてすばる望遠鏡を実現した男の目を通してみた、20世紀最後の20年の記録だ。 すばる望遠鏡の沿革そのものは、よく知られていると思う。日が世界に、というより人類が宇宙に誇る、現時点で地球最大の一枚鏡の反射望遠鏡(もうすぐ抜かれるけど)。「プロジェクトX」でも取り上げられたし、メタルカラーの時代5(単行)でも一章割いている。それをプロジェクトの立ち上げから望遠鏡誕生まで関わっていた人の記録なのだから、面白くない訳がない。 むしろ驚いたのは、書が20世紀最後の20年の、個人のものとしてはこの上ない日史と世界史の記録となっていること。もちろん400億円かかったプロジェクトなのだから、浮世のこと

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  • イヴォルーションのジレンマ : 404 Blog Not Found

    2006年07月17日21:30 カテゴリSciTech イヴォルーションのジレンマ 実家にいてofflineに(ほぼ)徹したこともあって、リアルタイムでNHKスペシャル:恐竜vsほ乳類を見たのだが、常々考えていることを改めて確認させられた。 ゾウの時間 ネズミの時間 川 達雄 FIFTH EDITION: ゲーム業界のイノベーションのジレンマ その2どれも、正しく思える事ばかりだが、そこにある落とし穴を指摘したのが、「イノベーションのジレンマ」。 この「イノベーションのジレンマ」の当の名前は「イヴォルーションのジレンマ」なのではないかということ。 それは、こういうことだ。 個体競争力においては大型化が有利なため、大型化競争が起こるが、そこにおける覇者はその過程で環境競争力を失ってしまうということ。 あるニッチがあり、これを複数の個体で争っている状態があると、そこにおいて「やや大きめ」

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  • 21世紀のコアメモリー : 404 Blog Not Found

    2006年07月11日12:00 カテゴリSciTech書評/画評/品評 21世紀のコアメモリー おお、GIGAZINEでMRAMが取り上げられている。 見てわかるパソコン解体新書 大島 篤 GIGAZINE - DRAMに代わる次世代のメモリ「MRAM」とは何か書き込みや読み出しがSRAMと同じレベルで、DRAMと同等の大容量が確保でき、フレッシュメモリのような不揮発性を持ちながら、低消費電力なわけです。そう。この通り夢のメモリーなのだが、なかなか実用化は大変なようだった。 このMRAMに関する解説で一番よかった(というよりそもそも出版物として出ている資料は少ないが)のは、実は↑の「見てわかるパソコン解体新書」シリーズ。Vol.5まで出ていて、そのどの巻かは失念したのだけど、未来のメモリーのところでちゃんとMRAMを図解入りで解説していた(申し訳ない。今実家にあるのだ)。 もはや中古でし

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