ブックマーク / akekurenote.hatenablog.com (134)

  • 「百年の孤独」に再挑戦 たぶん5年ぶり5回目 - 人と栖と

    ガルシア=マルケス「百年の孤独」が、とうとう文庫化されました。 自分のなかでは、ソロー「森の生活」と並んで、いつまでたっても通読できないのツートップ。 「源氏物語」を原文で読むことと合わせて、この人たちにはそろそろけりをつけなくては。 とは言え、眼の具合が悪く、どれだけ時間がかかるかわかりません。 数年前までは、悪いなりにそれでも年間150冊くらいは読めていたのですが、昨年はとうとう0冊に。 幼い頃はじめて絵を手に取って以来の、はじめての事でした。 「趣味読書音楽鑑賞」なんていう、昭和の履歴書かお見合いの釣書みたいな自分にとっては、かなりの痛手。 一時は読書生活というものを、もう諦めていました。 ところが、先日急に思い立って読書のリハビリを始め、約一年半ぶりにを読んでみました。 選んだは、よりによって、と言ったら怒られてしまいますが・・・。 「女帝 小池百合子」 この、著者の

    「百年の孤独」に再挑戦 たぶん5年ぶり5回目 - 人と栖と
    dantandho
    dantandho 2024/07/07
  • 多数派になってみたいけれど - 人と栖と

    雨上がりは草取りのチャンス。 リッピアの花がきれいなので、このエリアはリッピアの間にはえた土筆みたいな草を一抜いていきます。 「リッピアは決して植えてはならぬ」みたいな話も聞きますが、きちんと管理すればむやみに繁殖しすぎることは、うちの場合なさそうです。 ただ、100円で買ったポット一つがここまで繁殖するんですから、油断は禁物ですが。 草取り中は無心になります。 何も考えません。 座禅なんてしなくても、瞑想修行のようです。 いろんな雑念が浮かんでも、空を流れる雲のように受け流します。 脈略のない、思いがけない言葉やイメージが次々浮かんでは流れていきます。 そんな中、つい引っかかってしまったものがありました。 もしかして今まで、選挙で自分の投票した人が当選したことって無いんじゃないか・・・。 多分、ありません(笑)。 常に少数派、敗者の側に入るようになっているようです。 村上春樹さん風

    多数派になってみたいけれど - 人と栖と
    dantandho
    dantandho 2024/06/16
    僕も確かに少数派です〜
  • どこに行くのかデスクツアー - 人と栖と

    ネット上でよく見かける「デスクツアー」みたいな写真を撮ってみようと、うっかり思ってしまったのですが、どうにもお洒落でなく、早々に諦めました。 奥の方で仙台四郎さんが座ってたりします。 元仙台市民なので、仙台四郎さんは大切にしています 特に商売繁盛はしませんでしたが、贅沢をしなければ己のようなものでも何とかべてはいけるので、四郎さんのおかげかもしれません。 自分は来一級建築士で、建築やインテリアをやる人のはずなのですが、もはや机からその面影は感じられません。 パソコン上に立ち上がるのもCAD(製図ソフト)よりDAW(作曲ソフト)の方が多くなりました。 眼のリハビリが進めば復帰するつもりなのですがいつになるやら。 机の隅には建築士であることを忘れないように、愛用のシャーペンと三角スケール、ブラシが置いてあります。 そして、ややこしいのですが、そもそも文学部の出身なので、それも忘れないように

    どこに行くのかデスクツアー - 人と栖と
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    dantandho 2024/06/09
  • 相撲のチャンピオンを称える「天国から雷」 甘いプレイリスト2 - 人と栖と

    地球最後の日に慌てて聴きたい、甘いプレイリストの2。 30年近く前、ラジオから流れてきたこの曲をはじめて聴きました。 慌てて曲名「天国から雷」をメモ。 そしてタワーレコードに走りました。 ハワイ出身のイズラエル・カマカヴィヴォオレ。 お相撲さんのような見事な体格。 そして、何という甘く美しい声。 人間の体って、やっぱり最高の楽器なんだなと思います。 Akebono, Musashimaru and Konishiki ハワイから日に渡った相撲のチャンピオンを称える名曲。 歌っているイズラエルさんは97年、38才の若さで、そして歌われている曙さんも54才の若さで、天国に旅立たれました。 天国から、あまりに美しい雷が響きます。 youtu.be

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    dantandho 2024/04/11
  • あっちもこっちもひとさわぎ  宮沢賢治の「政治家」 - 人と栖と

    宮沢賢治の、ちょっと風変わりな詩があります。 「政治家」 1927年(昭和2年)、31歳の時の作品です。 政治家  宮沢賢治 あっちもこっちも ひとさわぎおこして いっぱい呑みたいやつらばかりだ 羊歯の葉と雲 世界はそんなにつめたく暗い けれどもまもなく さういふやつらは ひとりで腐って ひとりで雨に流される あとはしんとした青い羊歯ばかり そしてそれが人間の石炭紀であったと どこかの透明な地質学者が記録するであらう この詩を書くに至った具体的なきっかけや題材は何だろうと思い、1927年あたりの内外の政治状況をみてみたのですが、特別これといったものは無さそうです。 少し前に花巻農学校を退職し、地元花巻で開墾、肥料の相談、楽器の練習、レコードコンサート、童話の読み聞かせなどを始めた頃で、おそらくは中央のできごとではなく、もっと身近な政治家の有様を見ていて書いたものなのではないかと思います。

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    dantandho 2024/04/05
  • 月遅れのひなまつりと第4四半期のスピード感 - 人と栖と

    この辺りは田舎なので、ひなまつりは月遅れ。 もともと農業の関係で旧暦の節句にあわせていたんだと思いますが、 うちは、やる気のある年は3月、そうでない年は先送りして4月。 今年は受験や何かでドタバタしていて旧暦を採用。 年をとると一年が速いなんて言いますが、同じ一年間でも自分の場合偏りがあるようで、この「ひなまつり~ひなまつり」の一年間が最速です。 前回、半年前くらいだったような・・・。 過ぎ去るのが速いという噂の、1月君・2月君・3月君を直近に経験するからかも。 他の季節は、例えば5月3日に、「ああ、去年のゴミの日からもう一年も経ったのか・・・」なんて、しみじみ思ったりしません。 第4四半期のスピード感を侮ってはいけませんね。 もう人生も折り返しを過ぎたので、時を減速させるイベントを1~3月期に開催しなくては。 秋田のおばあちゃんがつくってくれた「つるし雛」を飾っています。 可愛くて気に入

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    dantandho 2024/03/29
  • 桜と静心 - 人と栖と

    この辺りも、もうすぐ桜が開花するそうです。 この長雨が止んだ頃かな。 咲いたら、「あ、咲いたな」 散ったら、「あ、散ったな」 ただ、ありのままを淡々と受け止められるどっしりとした人になりたいのですが・・・。 実際は、特に理由も、することもないのにひとり大慌てです。 どうして、(自分は)桜に焦ってしまうのか。 手すさびに、百人一首のうたにあわせて出鱈目な音楽をつけたりしています。 桜のうたは3首分つくりました。 それも、夏や秋につくったもの。 桜の時期には何だか焦ってしまって・・・。 「前世で何かあったのか!」と思うほどです。 百人一首の中に桜のうたは六首ありますね(たぶん)。 もっとありそうな気がしますが、意外です。 花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに  小野小町 久方の光のどけき春の日に しづこころなく花の散るらむ   紀友則 いにしへの奈良の都の八重桜 けふ

    桜と静心 - 人と栖と
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    dantandho 2024/03/26
  • 卒業式と真っ先に式場を去った娘のこと - 人と栖と

    先日、娘の中学校の卒業式がありました。 前半は卒業証書授与式、後半は生徒達の歌や挨拶という構成。 授与式の最後に来賓の祝辞があったのですが・・・。 「歴史のサイクルから考えると、そろそろ大きな戦争が起きる。大変な時代になるから、しっかりやれ!」みたいな、縁起でもない、およそ祝辞に似つかわしくない主張を延々と聞かされて、会場がドヨーンとなって前半が終了(笑)。 「こんな時代にしたのは、あんた達の責任だろ」って、みんな思っていたんじゃないでしょうか。 後半は、前に全員並んだ生徒たちの感動的な合唱や、 修学旅行や部活の思い出、 悩みの相談に乗ってくれた先生や親への感謝の言葉など、 会場からすすり泣きが聞こえるような温かい雰囲気に包まれました。 前半の、「第三次世界大戦の恐怖」に戦慄するような空気が一掃されてよかった・・・。 あの来賓、もう勘弁してほしいです。 二十人ほどの生徒達の挨拶が終わり、締

    卒業式と真っ先に式場を去った娘のこと - 人と栖と
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    dantandho 2024/03/21
    「前だけを見て」、きっと素晴らしい未来が待っていますね〜
  • 「無力」さの逆転 一羽の鳥について - 人と栖と

    身長以外、ことごとく娘に追い抜かれるこの頃。 科目の中で自信をもって教えられるものは、英語と古文くらいになってきました。 あとは、自力で何とか頑張れ!。 それでも高校生になるので、そろそろ教えておきたいものがあります。 一つは経済の基。 もう一つは民主主義の基。 ここがしっかりしていれば、何とかなるかな。 まずは、民主主義の基を。 敬愛する、いとうせいこうさんの「一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)」を朗読(奥様が)しました。 奥様は声に出して読んで、自分は音をあちこち配置して表現しました。 風変わりな両親の、いささかまわりくどい、面倒な、暑苦しい教育ではあります。 ただ、妙な表現ですが、「感興を催すプロセス」を通過することで、身につくものもあるのかなと思っているのです。 世界に絶望してしまいそうなときも、確かにあります。 それでも、 一羽の鳥がふと飛び立った時、同時に数千万の鳥

    「無力」さの逆転 一羽の鳥について - 人と栖と
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    dantandho 2024/03/16
  • うまい棒と咲いた桜のこと - 人と栖と

    先日家族でスーパーに行った時のこと。 夕飯の材といっしょに、うまい棒みたいな小さいお菓子もいくつかカゴに入れて、レジに持っていきました。 レジのお姉さん、 最初に小さいお菓子だけ小袋につめて、「はい、どーぞ」みたいな感じで娘に渡してくれました・・・。 ・・・って、それ、ちっちゃい子向けのサービスじゃないのか!(笑)。 学年で2番目に小さいから仕方ないかもしれないけど、もう15歳。 もう少し大人の雰囲気を出してほしいものです。 そんな小娘も春から高校生。 今日、公立高校の合格発表がありました。 なんとか、早めの桜が咲きました。 娘の中学からは、その高校を3人受験したのですが、3人揃って合格していたのがなによりでした。 発表の後すぐに、娘から秋田のおばあちゃんに電話しました。 電話に出たおばあちゃんは、合格祝いのお金を送るために郵便局の前で待機していたとのこと。 奥様は先日電話で、「たぶん大

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    dantandho 2024/03/16
  • 地球最後の日に慌てて聴く 甘いプレイリスト - 人と栖と

    物心ついた時分から、「明日、東海地震が起きてもおかしくない」と脅かされ続けてきた静岡県民としては、備蓄を怠るわけにはいきません。 水とかカップ麺とかカロリーメイトとか。 カロリーメイトはすぐべちゃいますが(笑)。 地震や何かだったら避難します。 ただ、もし今日が「地球最後の日」と宣告されたら・・・。 自分はおそらく、カロリーメイトをべながら一日中音楽を聴いていると思います。 でも、いざとなったら、CDとレコード棚の膨大な音源に途方に暮れそう。 CDを探したり聴きたい曲だけ選ぶ時間のロスもばかになりません。 そんな日のために、「地球最後の日に慌てて聴く」ためのプレイリストを大慌てでつくっています。 そんな日には、眉間にしわを寄せて、腕組みをして音楽を聴いたりしたくありません。 そういう聴き方も随分しましたが、最後の日だけは、大好きな、優しく甘美な音楽だけに包まれていたい。 あたふたとつく

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    dantandho 2024/03/13
  • 二巡目の受験生 - 人と栖と

    娘の高校受験が済んだようです。 結構な難関校を受けたようですが、人は悠然と構えております。 心配してもキリがありませんし、人が大丈夫と言ってるんだから大丈夫ということにして、またのんきな日々に戻ろうと思います。 自分も、高校と大学の受験、各種資格試験など散々受けてきました。 それも一級建築士で打ち止めにして、もう試験などという厄介なものとはオサラバだと思っていたのですが・・・。 わかってはいたものの、二巡目がスタートしています。 また受験生をやり直すみたいです。 自分で受ける方がよっぽど気楽です。 といっても、面倒はすべて奥様に見てもらっていましたが・・・。 思うところあって、途中から自分はほぼノータッチでいくことにしていたのです。 家族総出で一丸となっていたら、プレッシャーですからね。 遠くから見守るだけです。 柱や壁の陰からチラチラと垣間見る程度に。 星飛雄馬のお姉さんや古葉監督の

    二巡目の受験生 - 人と栖と
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    dantandho 2024/03/09
  • 人に頼って明るく自立する - 人と栖と

    年齢は一の位を切り捨てるルール(笑)。 この姑息な「丸め」をもってしても、あと数年で大台に乗ります。 少しずつできないことも増えてきました。 しぶとく続けているピアノの練習も、楽譜を読むのがやや困難に。 それで、奥様に一小節ずつ押さえる鍵盤を教えてもらったりしています。 スローになりましたが、急ぐ旅でもないので。 運転を代わってもらうことも増えてきました。 この頃、何となくこれが心地良くなってきました。 何が何でも「自分で何とかしよう」と思っていた頃より、楽なのはもちろんですが、かえって自分の足で立っている実感があるのです。 上手く説明できないのですが、人どうしのエネルギーのやり取りの輪から離れているのは、自立というより孤立している感じがしていたんですよね。 10年以上前に読んだ、安冨歩さんの「生きる技法」というの影響があるのかもしれません。 帯に書かれている言葉が、そのの内容を一言で

    人に頼って明るく自立する - 人と栖と
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    dantandho 2024/03/02
    確かに、妻や娘に運転してもらっているときって、これまで抱えてきたものを随分と手放している感じがしますね〜自立するとは、楽になることでもあるのかもしれません〜
  • ゼームス坂と智恵子さんのレモン - 人と栖と

    30代のおよそ10年間は東京の大井町(京浜東北線)に住んでいました。 南品川のゼームス坂沿いにあるマンション。 何だか失われた10年のような期間でした。 元々ぎりぎりバブル世代なのですが、30歳手前でキャリアをリセットして、20代を無かったことにしてしまったので、結果的にロスジェネ世代になってしまいました。 勢いで、勤めていた放送局を辞めて建築の学校に入り直し、手当たり次第に資格をとったものの、世間はとんでもない不景気。 新卒でない者を採用する企業などなく、伝手で入ったベンチャー企業は今でいうブラック企業でした。 何故か会長に目をかけてもらい、設計者として順調に仕事をしていたものの、上層部の近くにいたからか、早々にその怪しさを察知してしまいました。 この人たち計画倒産しようとしてる?。 というか事業自体が詐欺かも。 そして一年も経たずに脱出。 逃げるときは、躊躇せず全速力で逃げます(笑)。

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    dantandho 2024/02/28
  • 「うたのおにいさん」の「本当は・・・」を、ずっと考えていた - 人と栖と

    お金をとる)放送局に勤めていた20代。 自分には不向きな世界でストレスだらけだったけれど、ただ一つの癒しのお仕事、 「おかあさんといっしょ」 子ども達の笑顔に、自分の汚れた心が洗われていくようでした。 あまりそんな機会は無かったのですが、一度だけ、出演者、スタッフ揃っての打ち上げに参加しました。 たまたま「うたのおにいさん」の近くに座りました。 どのくらい直接お話できたのか覚えていないのですが、(大きな声が出ないので宴会では「負けて」しまうのです) おにいさんの語った一言を印象深く記憶しています。 「当は・・・」 少し照れていました。 「演歌歌手になりたかったんですよ・・・。」 そのギャップに驚きました。 なりたかったというより、一度演歌歌手としてデビューされていたとのことでした。 その後、オーディションを受けて「うたのおにいさん」になったそうです。 私には「おかあさんといっしょ」の「

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    dantandho 2024/02/25
    「美しいものを残したい」〜僕は、これまで生きてきた軌跡が、一瞬でも輝くといいかな〜なんて思うこともあります〜
  • 公立高校志願状況と「競争」についての娘への(たぶん渡さない)手紙 - 人と栖と

    公立高校の志願状況が発表されました。 志望校の倍率は、およそ1.2倍。 それが高いのか低いのか、よくわかりません。 倍率とか、ときには競争率なんていうけれど、そもそもその表現自体が不正確なので、それが2倍だろうと3倍だろうと構いません。 抽選で入学者を選ぶのなら、「倍率」は重要です。 しかし、入試は「くじ」ではありません。 必要な点数を目標に定めて、そこを1点でも上回るように地道に愚直に準備するのが受験勉強。 だから、倍率も関係ないし、ましてや他の子との「競争」なんかでは、絶対にありません。 対峙するのは自分自身。 それから目標をクリアする。 それだけです。 競争を煽ることで、誰かが利益ー金銭や地位を得ていくシステム。 そんな、どうしようもないものがある事は早晩理解すると思います。 しかし今はただ、煽りに踊らされず、これは「競争ではない」ということだけ、強く思っていてください。 教育行政に

    公立高校志願状況と「競争」についての娘への(たぶん渡さない)手紙 - 人と栖と
    dantandho
    dantandho 2024/02/22
    「協争」と書くのもありかもしれませんね〜
  • 最後の授業参観と成長のドア - 人と栖と

    今日は最後の授業参観。 幼稚園の頃から中三までの12年間。 たくさんの思い出がぐるぐる巡って、廊下で倒れそうになりました。 様々なことがひとつずつ静かに終わっていきます。 何か新しく始めないと、このまま何もかも終わってしまいそう。 この土地にこの家を建てたのは、娘の小中学校に近かったから。 通学路になっている前の道には、いつも登下校の子どもたちの賑やかな声が響いています。 その渦に紛れて娘も出かけていきました。 まもなくそこから離れます。 この家の役目も、もう終わろうとしています。 自分で設計して、できる範囲で施工もした家だけど、不思議と終の棲家には思えませんでした。 いつかここを離れることの予感をはらんでいたのかも。 私達はドリフターなので、また旅に出るのかもしれません。 まあ、それでも、感傷に浸っているのは(父)親だけで、子どもの方は諸々なぎ倒して前に進んでいきます。 真島 昌利さんの

    最後の授業参観と成長のドア - 人と栖と
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    dantandho 2024/02/20
    足で開けた〜この勢いがいいのでしょうね〜
  • ただ鳥が啼いている - 人と栖と

    ちいさな可愛らしいメジロが庭にやってくるようになりました。 ローズマリーをつついているようです。 そろそろ、お隣の庭でウグイスが啼き始める時期です。 いつもうちの庭ではなく、お隣です(笑)。 格が違うのか。 娘が高校受験の追い込みで、歴史年号の暗記などしています。 同級生の男子も、語呂合わせを一生懸命声に出して覚えているようです。 なくよ ウグイス ホトトギス ・・・ただの鳥の楽園になっています(笑)。 この年頃に覚えたものは一生覚えているものなので、なんとか修正されますように。 新しい史料の発見や解釈の変更で年号も変わっていますね。 鎌倉幕府とか。 それに年号の語呂合わせも、自分の頃には無かったようなものもあります。 私のお気に入りは、 満州事変(1931年) 満州事変 日が一番 うそくさい 公立入試まであと少し。 気楽に頑張れ。

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    dantandho
    dantandho 2024/02/14
  • 内申書で悩んだり悩まなかったり - 人と栖と

    娘が受験生です。 私立が終わり、これから公立。 反抗期の女子中学生で受験生。 三重苦です。 高校受験には内申書、内申点というものがありますね。 「そんなもの気にするな」って事あるごとに言い続けてきたんですが、それでも、ずっとどこかで気にかかりながら学校生活を送っていたようです。 子どもたちは委縮しますよ。 何だか気の毒でした。 内申書はできてしまっているので、もういいのですが・・・。 今の学校は自分の頃と違って、先生方と生徒は驚くほど仲が良く、日常は穏やかなようです。 でも・・・どこか、もやもやとしたものが残ります 生徒からしたら、自分の大切な何かしらを質にとられているようなものだし、波風はたてられませんね。 この微妙な空気を抱えたまま、大人になっていったら社会はどうなってしまうんだろう、・・・というか、もはや、その結果が今の社会ということなのかな。 内申書は戦前からあったようですし、試験

    内申書で悩んだり悩まなかったり - 人と栖と
    dantandho
    dantandho 2024/02/08
    確かに、ずっと息苦しさはありますね〜諸々お疲れ様です〜
  • 早春のソネット 浅き春に寄せて - 人と栖と

    立春ですね。 うちには受験生がいることもあり、春はまだまだ先。 それでも時折空気が温む瞬間があって、季節が進んでいることを感じます。 早春です。 年齢を重ねるごとに好きな季節が変わってきました。 ずっと若い頃は夏。 花粉症になってからは、春が苦手に。 秋はいつでも大好き。 この頃、この早春を意識するようになりました。 花粉が格的に舞う前のわずかな、凪いでいるような、この繊細な季節を大切に過ごしたいと思います。 ただ、のんきに春の気配なんて味わっていられるのも、温暖な静岡だからかもしれません。 北陸の被災地と静岡の気温の、5℃くらいでも交換出来たらいいのに。 立原道造さんの美しい早春の詩、「浅き春に寄せて」を奥様に朗読してもらいました。 4行、4行、3行、3行の14行詩。 ソネットですね。 韻をふんでいないので、正式なソネットではないという話もありますが、詳しいことはよくわかりません。 そ

    早春のソネット 浅き春に寄せて - 人と栖と
    dantandho
    dantandho 2024/02/04