今回のリリースの目玉でもある「境界線を調整」。以前装備されていた「抽出ツール」の進化版、と言った方がわかりやすいかもしれない。 多くのフォトグラファーが直面する問題の一つに、クライアントからの「角版扱いの写真を切り抜きたい」というような想定外の作業がある。こういった場面でも、「境界線を調整」は正確かつスピーディに要望に応えてくれる。 「境界線を調整」パネル 背景にトーンが付いている写真の切り抜きは意外に難しい。自動選択ツールでざっくりと範囲選択を作成する。この例ではクイック選択ツールを使ったが、かなりの精度で切り抜くことができた。 まずはざっくりと範囲選択を作成し、メニューから「範囲選択」→「マスクを調整」を選ぶと、「境界線を調整」ダイアログが表示される。そして「エッジの検出」。髪の毛のような柔らかいものやエッジが背景になじんでしまっているものには、「スマート半径」にチェックを入れた方が、