プロ野球はオールスターゲームを間近に控え、今シーズンの前半戦もいよいよ大詰めを迎えている。プロ野球の人気低迷が叫ばれる中、今年新たに球界に加わった横浜DeNAベイスターズでは、試合の内容に応じてチケット代金の返金が依頼できる「全額返金!?アツいぜ!チケット」や、スタジアムでの応援合コンなど、ファンサービスの一環としてユニークな企画を次々と打ち出している。 そうしたイベントの企画運営から球団経営そのものまでを下支えしているのが、ベイスターズの球団事務所である。このたびの親会社の移管に伴い、球団事務所でもさまざまな業務改革に取り組んでいる。本稿ではその改革の一部をお伝えする。 IT企業水準のインフラ基盤を整備 現在、球団事務所は100人強の職員が働いており、大きくはスカウトやスコアラーなどチーム運営にかかわるチーム統括部、営業、チケット販売など球団事業にかかわる事業本部、そして管理本部、広報部