9月18日付の中国新聞の朝刊、スポーツ面の「球炎」。その気骨ある筆致は、広島カープのチームカラーに通じるものがある。 広島へ行くと、条件反射的に買ってしまう新聞がある。 広島県の地方紙、中国新聞だ。 この朝刊の野球コラムというより、カープコラムが、とにかくおもしろいのだ。 9月16日付のコラムも、のっけから全開だった。 〈いまの広島打線は、早撃ちガンマンならぬ「早打ち緩慢」である〉 笑わせようとしているのか、怒っているのか、その判別はつかないが、ただならぬ決意をにじませパソコンのキーを叩いていることだけは伝わってくる。 前日の9月15日、クライマックスシリーズ進出がかかっていた4位の広島は、中日と対戦。しかし、中日の先発、川上憲伸に6回まで1安打に抑え込まれた。その後も中日の継投策にはまり、0-1で敗れる。 結果、川上にわずか56球で白星をプレゼントすることになった。 それに対しては、もう
![広島カープを斬りまくる地元紙コラム。その健全な批判精神と「鯉愛」の極み。(中村計)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/65f112b1f4921269676dd798e06c8efb4c62fab9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F8%2F-%2Fimg_28381b367d067ddb6f7c13f3bd48d3f1280157.jpg)