東京都が全公立小中学校の校庭の芝生化を進める中、東京・多摩地区でも、児童らが緑の上で楽しむ姿が見られるようになってきた。芝生の維持管理には地域の協力が必要で、住民が負担を感じないような環境作りも大切だ。 夏休み期間中の8月下旬、武蔵村山市立第三中の校庭から、うなるような低い音が聞こえてきた。近くに住む鈴木一男さん(70)が、乗用芝刈り機で芝を3・5ミリに刈り込んでいる。顔や腕は日焼けで真っ黒だ。「こまめに刈り込み、手をかけるほど良い芝になるんですよ」。刈り込まれた芝生を見ながら目を細めた。 鈴木さんは、芝生の維持管理を行うため、保護者や地域住民ら約25人で作ったグループ「グリーン・サポーター」の副会長。教員らとともに、月に2回、水曜の放課後の芝刈りに参加している。冬は雑草取りのため、週に数回、学校を訪れることもあるという。 同校では昨年度、校庭のの一部、約1300平方メートルを芝生に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く