ニューデリー(CNN) インドでスマートフォンにイスラム教徒向けの機能を満載した「コーラン携帯」が発売され、信者に好評だ。発売元は、アップルの「iPhone」をしのぐ人気製品として普及させたい考え。 このスマートフォン「ENMACコーランMQ3500」は、イスラム教の聖典「コーラン」の29カ国語の翻訳と、聖地メッカの方角を指すコンパスを搭載し、価格は76ドル。イスラム暦のカレンダー、ザカート(喜捨)の金額を計算するための電卓、モスクの祈りの時刻に合わせて設定できる自動サイレントモードも付いている。 ノキア製の携帯からコーラン携帯に買い替えたというニューデリー在住のエンジニア(35)は、いつでもどこにいても空き時間にコーランが読めると満足そうな様子。別のエンジニア(28)は父親のために購入したといい、インドでは確実な売れ行きが見込めるだろうと話す。 同製品を扱っている比較ショッピングサイトの