危機に面していることを忘れる美しさ。 絵の具を流し込んだようなマーブルが浮かび上がる地球。美しい。しかし、美しいとか言ってられません。だってこのゴダード地球観測システムモデル(GEOS-5)によって撮影された写真は、エアロゾルのグローバル化(大気中を浮遊する粒子)をレンズを通して見たものなんですもの。 赤は空気中の塵、青は低気圧の中にある海塩、緑は火から生じる煙、白は化石燃料の放射や火山による硫酸塩の粒子。 大きな問題である地球温暖化を、NASAがこのように美しい写真をもって研究していると思うと、なんだか皮肉ですね。 [NASA] Image credit: William Putman, NASA/Goddard そうこ( 米版)