VR(Virtual Reality)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)が2016年、続々と製品化される。その“先行組”の1つが、同年4月に799米ドルで発売された台湾HTC社の「Vive」である。発売前の予約では、開始から10分間でおよそ1万5000台の注文があったという。6月までの3カ月間で約30万台の生産を計画しているようだ。順調な滑り出しのViveを入手・分解し、VR用HMDの実態に迫った。 2016年に市場が立ち上がることが期待されているVR(Virtual Reality)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)。さまざまなメーカーからVR用HMDが登場する中で、特に注目を集めているのが、米Oculus VR社の「Oculus Rift」(2016年3月発売)と台湾HTC社の「Vive」(同年4月発売)、米Sony Interactive Entertainment(SIE)