ひと口にアボカドといっても、400以上もの品種があるそう。橋爪農場の主力は「ベーコン種」で、日本でよく見られるメキシコ産の「ハス種」に比べて柔らかく、より日本人の口に合うのだとか。国産アボカド、食べてみたい! 醤油をつけて食べるとトロの味がする! なんて、アボカドが“珍品”扱いされていたのも今は昔。レストランから居酒屋まで、あらゆる場所でアボカド料理を見かけるようになりました。ヘルシーな食材として人気を博しているけれど、スーパーで見かけるのはなぜか外国産ばかり。なぜ国産品を見かけないのだろう? そんな疑問を解決すべく、アボカドをはじめ熱帯植物の生態に詳しい農学博士の米本仁巳さんにお話を聞きました。そもそも、アボカドって日本でも作られているんですか? 「国内では和歌山、愛媛、静岡などで生産されてはいますが、農林水産省の統計資料にも載らないほど少量。アボカドの年間輸入量は約2万トンですが、