内戦が続くシリアなどからの難民の受け入れに積極的なドイツは、難民の職業訓練やドイツ語の習得などにかかる費用として、約1.3兆円の公費を投じることを決定した。 過酷な状況にさらされている難民たち 内戦が続くシリアなどの中東や北アフリカから、自らの命を守るため大量の難民がヨーロッパへと流入しているが、ヨーロッパ諸国は、難民の受け入れに消極的だ。 これは、中東や北アフリカの紛争が、ヨーロッパ諸国の受け入れ許容人数を遥かに超える難民を生み出していることが原因だ。 危険に満ちた亡命の長旅の中、各国をたらい回しにされ、命を落とす難民の数は3千人にも及ぶといわれる。 先日も、亡命途中の事故によりトルコの海岸に打ち上げられた、3歳のシリア人少年の遺体写真が、ネットを通じ全世界に発信され、難民達がおかれている過酷な現状に世界中の人々が衝撃を受けたことは記憶に新しい。 なぜドイツは難民の受け入れに積極的なのか