■道と3市町 負担割合を合意 北海道新幹線函館開業に伴い、JR北海道が並行して走る江差線五稜郭―木古内間(37・8キロ)を経営分離する問題で、道と沿線3市町は23日、同区間の旅客鉄道を第三セクター方式で残すと正式合意した。これで、2015年度に新幹線新青森―新函館(仮称)間が開業する時の、道南地域の鉄道の構図が固まった。 この日、函館市内で道と3市町による協議会が開かれ、第三セクターの運営費の負担割合を道80%、北斗市11・2%、函館市と木古内町が4・4%ずつ、とする道の案で合意した。 道の試算では、三セク鉄道の公共負担総額は30年間で約51・6億円。開業当初から赤字経営を見込み、人口減などで年が経つにつれて経営が悪化すると予想している。このため三セク鉄道開業後、5年ごとをめどに利用状況や収支の動向を検証し、事業形態の見直しを含めて再検討することでも合意した。 道と3市町は同日、協