新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、大阪、京都府の両知事とオンラインで会議を行う兵庫県の斎藤元彦知事=19日午後、兵庫県庁 兵庫県の斎藤元彦知事は19日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染急拡大に伴い、政府に対し、コロナ対応の「まん延防止等重点措置」適用の要請を検討していることを明らかにした。週内にも正式決定する。県内の新規感染者はこの日、2514人に上り、初めて2千人を超えた。 斎藤知事は会見で「今週中がヤマ場になる。この感染状況が続けば、週内には県として要請の判断をする」と述べた。 政府による重点措置の適用が決まれば、県は週明けにも対策本部会議を開催。飲食店の営業時間短縮や酒類提供などについて協議し、対策を決める。 斎藤知事は現時点の考えとして、飲食店に午後9時までの時短営業を求め、適正店の認証を受けた店舗では酒類の提供を認めるとした。都市部以外にも感染が広がっている