コロナで重要なのはほかよりうまく対処した国を見ること 人は過去から学ばない、そう言うのは簡単だ。でもときには学ぶこともある。第3次世界大戦がまだ起こっていないのはなぜか。ひとつには1945年に世界の指導者たちが歴史を見て、不和を解決するにはもっといい方法があると判断したからだ。 そんな気持ちで僕はCOVIDの教訓を見ている。僕らはそこから学び、致命的な病気から自分たちを守るべく、もっといい仕事をしようと決意できる。それどころか、いますぐ計画をつくってそこに資金を投じることが欠かせない。COVIDが過去のニュースになり、切迫感が薄れて、世界の注目がほかに移ったあとでは遅すぎる。 世界のCOVID対応のよかったところと悪かったところがさまざまな報告で示されていて、僕はそこから多くのことを学んだ。それに、ポリオ根絶など国際保健分野の仕事から得た数多くの重要な教訓と、ゲイツ財団の専門家および政府、