■住民を動物に見立て金稼ぎ 中朝国境地帯で、北朝鮮の住人を動物に見立て、たばこや食べ物を投げ与える「人間サファリ」と称するツアーが現れた。中国人が北の警備兵と結託し、観光客から料金を徴収して行っているという。北京五輪を前にチベット人権問題で激しい批判にさらされている中国だが、北の困窮につけ込み、人間を動物扱いして金を稼ぐ、とんでもない人権感覚が明らかになった。 「たばこやソーセージ、ジュースをたくさん買えば、十分楽しめますよ。中国人の間では今一番人気です」。ツアーを体験した韓国の朝鮮日報の取材班に、中国人案内人が告げた言葉だという。 同紙によると、取材班が参加したのは、中朝国境・鴨緑江河口近くの街、丹東で、船で北側の島を90分間でめぐるツアー。地元中国人らは「人間サファリ」「人間動物園」と呼ぶ。 「ケチらないで」と案内人が求めた観光料は4人分で800元(約1万2000円)。加えて案