日立製作所は10日、令和6年4月以降に入社する新卒向けの採用選考について、面接での定番質問「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」に関する質問をやめると発表した。大学入学時から新型コロナウイルス禍により、サークルなどの活動が制限された学生たちに配慮する。 日立は従来、応募書類や面接でガクチカに関する質問をしてきた。同社はガクチカの質問に代わり、「入社後、どの職種でどのように社会課題の解決に取り組みたいか。それはなぜか」について発表する「プレゼン選考」を導入するとしている。 日立の6年度の新規採用は、5年度より100人多い1250人を予定。大学・大学院・高等専門学校の新卒を600人、高校の新卒50人、中途採用を600人としており、新卒と中途採用の比率が同じになるのは初めて。