タグ

2006年12月26日のブックマーク (3件)

  • 暴論:「正義の味方」こそ規制すべきなのではないか - H-Yamaguchi.net

    正確にいうと、まったく根拠のない話ではない。以前メディアにも登場したが、ヒーローものが子どもの攻撃性を助長する、というお茶の水女子大の坂元章教授の研究。この分野は専門外だし、坂元教授自身も「さらに検証していく必要がある」と述べているようなので、これをもって断定すべきという筋合いでもないようだが。ともあれIGDAサイトに出ている引用部分を孫引用。 坂元教授らは2001年11月から12月にかけて、神奈川県や新潟県などの小学5年生を対象に、よく遊ぶテレビゲームと攻撃性に関するアンケートを実施、1年後に同じ児童に追跡調査を行い、周囲の人への敵対心を表す「敵意」など、攻撃性に関する5つの指標について、その変化を調べた。 6校の児童592人についての調査結果を分析すると、知的だったり、見た目がかっこよかったり、魅力的な特徴を持つ主人公が登場し、攻撃するゲームでよく遊んでいた児童は、1年後に「敵意」が上

    暴論:「正義の味方」こそ規制すべきなのではないか - H-Yamaguchi.net
  • 2006-04-07

    http://news.senahideaki.com/article/16043928.html 作家&東北大教授の瀬名氏が、北大の有名脳科学者澤口元教授の件について述べています。基的には仰るとおりかと。科学自体は方法論(とそれによって得られた知識体系)に過ぎず、倫理、正義、善悪などの規範を規定するものではない。「科学的に正しい」ということは、方法(と知識)に合致する、というだけのことに過ぎません。まあ知識は常に更新されますが、方法論としての科学はほぼ定義であるが故に動かしがたいでしょうけどね。 ただちょっと事情が複雑なのが脳科学。脳科学において「正しい」ということは、往々にして「規範」を含んでしまうのです。つまり、「脳はこのように考える・感じるものだ」と言った場合、「思考や感性」の「正しさ」を規定してしまう、もしくは規定しているように受け取られてしまうのです。 澤口氏はおそらくこの罠

    2006-04-07
  • 科学は道徳やしつけのための「地図」である

    道徳やしつけの根拠を自然科学に求めるべきではない 道徳やしつけの根拠は自然科学にある ある意味、どちらも正しいけれど、どちらも正しくないといえます。 科学は、人間がある価値観に基づいて行動する際の「道しるべ」となり得ます。 すなわち、「どこに行くのか」「目的地」*1を決めるのは飽くまで人間だということです。科学は目的地の定められていない「世界地図」なのです。世界地図に「目的地」という地名はありません。どこに行くかは旅行者の決めることです。 そして、科学者とは「地図職人」を意味します。 倫理や道徳について語るということは、「目的地」をどこにするか、という話です。もちろん地図職人たる科学者もそれについて語ることはできます。道や地理には詳しいので、大変役に立つでしょう。ただし、「この道が早いよ」とか「この町はこんなとこだよ」ということに関しては優れていても*2、「ここを最終目的地にすべきだ」とい

    科学は道徳やしつけのための「地図」である