日産自動車は8日、6月25日に静岡県磐田市内の県道を走行中にセンターラインをはみ出して対向車と衝突する事故を起こした日産の車両で、助手席側のタカタ製エアバッグが異常破裂したと発表した。日産車の男性運転者がけがをしたが、異常破裂との関係は特定されていない。助手席に搭乗者はいなかった。 走行中の日産車でエアバッグの異常破裂が確認されたのは国内では初めて。米国では9件起きている。 日産によると、異常破裂があった車両は2001年8月生産の「エクストレイル」。同社はこの車種のリコール(回収・無償修理)を13年に届け出ているが、この車両は修理を実施していなかったという。