昨日、神戸三宮のスペイン料理店「カルメン」で、毎月開催されている詩の合評会「メランジュ」に初めて参加した。そこになんと安川奈緒さんが来られた。内容は安川さんの試論を聴く、というものだ。総勢15名ぐらいだろうか、いつものメランジュよりははるかににぎわっていたとのこと。主催はこの店のオーナーで詩人の大橋愛由等さん、司会取りまとめは高谷和幸さんである。 今の若い詩人が上の世代にある程度嫌われていることへの反論、というか弁解というか、そういったことを主に彼女は取り上げていた。以下彼女のレジュメから。 確かに、言語の質は80年代以降のそれである。だが、現在の若い人たちによって書かれている詩の言語の接続方法は、異なっているように思う。(中略)たしかに何かが違っている。この違いを、80年代の幾人かの詩人は、嫌悪しているのだと思う。言語の質が同質でありながら、接続が異様であるそのことにおいて、嫌悪している