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2015年1月8日のブックマーク (1件)

  • 僕らの神話が終わった日 ─ そして希望の物語が始まる » Chapter7

    相克に向き合い続けるということ 教育者として自分の教え子を死地へと向かわせるという相克。 この痛みを、南原繁さんが胸中どのように考えていたのか。自分自身のことについては、彼は戦後多くは語っていません。 南原さんは戦争が終わった直後の四五年十二月に東京帝大総長に就任し、荒廃してしまった大学の再建に努力しながら、「新たな国民精神の創造」を呼びかけ続けました。 そして四六年には、日の国民が建国以来の完全な敗北と悲惨な状態におちいったことに対する道徳的、精神的な責任をとって天皇陛下が退位すべきだとも語りました。 彼は昭和天皇が、多難な時代の中で歴代の天皇にはなかったような悲惨な運命にさらされていたことに深く同情し、だから政治に翻弄された陛下には政治的な責任はなかったとも語っています。政治・法律としての責任と、道徳・精神としての責任。その二つの責任の狭間で宙ぶらりんになっている天皇陛下。 そういう

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    dawntreader
    dawntreader 2015/01/08
    「歴史は作られた。世界は一夜にして変貌した。われらは目のあたりにそれを見た。感動にうちふるえながら、虹のように流れる一すじの光芒のゆくえを見守った」竹内好