強風で通行止めとなったアクアライン木更津金田IC付近。通行止め解除を待つ車の長い列ができた(31日夕) 31日、北日本を通過した低気圧の影響で県内には「春の嵐」が吹き荒れた。強風にあおられ転倒事故が相次ぐなど、けが人は同日夜までに13人に上った。JR総武線、京葉線などで運転見合わせなども続出し、約14万人に影響するなど交通機関も混乱した。銚子地方気象台によると、同日未明に銚子市から館山市までの沿岸18市町村に暴風警報が発令され、千葉市で最大瞬間風速29・5メートルを観測したほか、各地で風速20メートルを超える強風が観測された。 ◆転倒相次ぐ 県内の各消防本部によると、強風によるけが人は同日午後7時現在で13人に上った。 千葉市美浜区の県立磯辺高校では、1年生の男子生徒(16)が、グラウンドで野球部の部活中、強風で倒れてきた高さ2メートルのネットに頭を打って軽傷。八千代市の駐車場では女性(9