各地で猛烈な暑さが続くなか、滋賀県にある大手空調機器メーカーの工場ではエアコンの生産が急ピッチで進められています。 会社によりますと、エアコンの販売台数は今月に入って去年の同じ時期と比べおよそ2倍に増えているということです。 この工場では、在庫不足にならないよう、生産台数を去年の同じ時期の1.5倍に当たる1日5500台に増やして対応しているということです。 従業員は、エアコンの性能を大きく左右するという細い配管の溶接作業などを手際よく行っていました。 ダイキン工業の小倉博敏滋賀製造部長は「暑い日が続いた先週から注文がたくさん入り、大きなヤマが来ている。この調子だと休日返上での生産を続けなければならない」と話していました。 エアコン業界ではパナソニックや三菱電機も生産台数を去年の同じ時期より10%ほど増やしていて、本格的な夏を前にエアコン商戦も熱を帯びそうです。