運送業で「フリーランス」として働く運転手などで作る労働組合が、新型コロナウイルスの影響で需要が増え低い報酬で長時間働かされるケースが相次いでいるとして改善を求める要請書を厚生労働省などに提出しました。 要請書を提出したのは運送業で「フリーランス」として働く運転手などで作る労働組合で11日、記者会見を開きました。 それによりますと、新型コロナウイルスの影響で運送業では需要が増え、人手の不足などから企業と雇用契約を結ばず労働基準法などが適用されない「フリーランス」として働く運転手が急増しているとしています。 一方で「運ぶ荷物が2倍に増えても1日の報酬額は変わらない」とか「低い報酬で長時間働かされている」「立場が弱く、引き上げを求めるのは難しい」などの相談が相次いでいます。 このためフリーランスとして働く運転手などについて、1日の拘束時間の限度を原則11時間以下とすることや十分な休憩時間を確保す