鹿児島県の養鶏場で15日、新たに検出された鳥インフルエンザウイルスは、致死率の高い、高病原性の「H5N8型」であることが、国の研究機関の分析で分かりました。今月、近くの養鶏場で検出されたのとは異なる型で、農林水産省は複数のルートでウイルスが持ち込まれた可能性が高いとして、改めて対策の徹底を呼びかけています。 鹿児島県出水市では、鳥インフルエンザウイルスが今月13日に養鶏場のニワトリから検出されたのに続いて、15日に、およそ2.5キロ離れた別の養鶏場のニワトリからも検出されました。 国の研究機関が詳しく調べたところ、ウイルスは秋田県横手市で検出されたのと同じ、高病原性の「H5N8型」で、近くの養鶏場で検出された「H5N1型」とは異なる型だということです。 農林水産省は、渡り鳥によって複数のルートでウイルスが持ち込まれた可能性が高いとして、野生動物が侵入する穴を塞ぐことや、消毒などの徹底を改め